闘莉王、名古屋復帰!J2降格圏内から這い上がれるか?
田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)と言えば、2003年に日本に帰化し、日本代表のセンターバックとして、そして、時には攻撃的なポジションで活躍したサッカー選手なので、ワールドカップの時しか応援しない方でも知っていると思います。
後方からチームメイトを鼓舞し、まさに闘将と言うべき存在です。
Jリーグでは、サンフレッチェ広島、水戸ホーリーホック、浦和レッズ、名古屋グランパスでプレイしていましたが、2016年1月9日に名古屋を退団することを発表し、その後は故郷であるブラジルに帰国して地元クラブで練習試合に出ながら復帰のチャンスを待っていました。
ブラジルに帰国した後、闘莉王選手のことは一切報道されなかったのですが、先日のブラジルオリンピックで日本代表のゲスト解説として出演しており、「懐かしいなぁ」と思っていたところ、それからしばらくしてJ1名古屋グランパスに復帰することが急きょ決定。
小さなお子さんと妊娠中の新妻をブラジルに置いて出てきたそうで、怒ったままの奥さんを説得せず、急いで名古屋行きの飛行機に乗ったそうです。
サッカーに対する情熱を感じますが、家庭も大切にして欲しいですね。
闘莉王が1年も経たずに名古屋グランパスに復帰した理由
闘莉王さんが名古屋グランパスを退団した理由は、チームの革新を図る小倉隆史新監督との確執とされています。
小倉隆史さんは、前園真聖の同学年で、当時はレフティーモンスターと呼ばれて期待されており、Jリーグが始まる前年には明石家さんまさんと何度かテレビ共演してジミー大西さん扱いされていた選手でしたが、結局、何チームかに移籍したものの、ケガが多くて活躍できずに引退しました。
その後は、TBS系列「スーパーサッカー」の司会を加藤浩次さんとされており、世間的にはこの印象が強いのではないでしょうか?
その小倉さんが2016年から名古屋グランパスのGM兼監督となったのですが、成績が最悪で、只今、J2降格圏内の年間総合16位。
このままではグラブ始まって以来のJ2降格になりかねないので、休養という名の事実上の解任となり、コーチを務めていたボスコ・ジュロブスキー氏が監督に昇格しました。
この新監督の希望で、闘莉王さんが名古屋グランパスに復帰することになったのです。
ちなみに、これより少し前に、中日ドラゴンズの谷繁監督も成績不振を理由に休養という名の事実上の解任となっており、2016年の名古屋はサッカー、野球共に、最悪の状態と言えます。
闘莉王は救世主となれるか?
Jリーグ開始時に、名古屋グランパス、浦和レッズ、ガンバ大阪の3チームは弱小で、Jリーグのお荷物ともされていました。
ただ、この時はチーム数が少なく、J2への降格もなかったため、その間に成長してそれぞれがリーグ優勝や天皇杯優勝できる強豪チームなった次第です。
しかし、それでも、浦和レッズとガンバ大阪はJ2降格を経験しており、唯一、名古屋グランパスだけが免れてきました。
残り試合8試合で、降格圏脱出まで勝ち点7と厳しいですが、闘莉王選手が救世主となってJ1に残れるかどうか必見です。
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