赤松利市のプロフィール、作品!62歳・路上生活しながら作家デビュー
2023年5月8日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、62歳で路上生活しながら小説を書き、『第1回大藪春彦新人賞』を受賞して作家デビューした赤松利市(アカマツリイチ)さんです。
62歳という年齢は、すでに定年しているか、雇用延長で働き定年間近の立場にいます。
気力・体力の面で「新しい仕事を頑張ろう!」「別の仕事にチャレンジしよう!」と思う人は少ないですし、気力・体力があっても高齢ということだけで働くチャンスを与えられないことも珍しくありません。
この厳しい状況の中、赤松利市さんは62歳・路上生活者から小説家になり、人生大逆転を果たしたのです。
赤松利市さんの素顔と作品、受賞歴に迫ります。
赤松利市ってどんな人?
赤松利市さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 赤松利市(あかまつりいち)
【生年月日】 1956年2月5日
【出身地】 香川県大川郡長尾町(現・さぬき市)
【高校】 ※非公表
【最終学歴】 関西大学文学部卒業
【職業】 小説家
赤松利市さんは、年収1000万円の会社員、年収2400万円の実業家、土木作業員、除染作業員、アルバイト、ホームレスを経て、62歳で小説家としてデビューしました。
結婚、離婚を繰り返しており、現在、4人目の妻と結婚していますが、長い間会っていないとのこと。
帰国子女のため、見た目に寄らず、英語を話せます。
赤松利市の経歴・学歴・職歴
赤松利市さんは、次のように、波乱万丈な人生を歩んでいます。
- 1956年2月5日に生まれ、香川県で育つ
- 父親は世界的な植物病理学者で、赤松利市さんも9歳から11歳までアメリカで育った帰国子女
- 関西大学文学部卒業後、大手消費者金融会社に就職
- 27歳で支店長になり、29歳で年収は1000万円を超えたものの、仕事に没頭して家に帰らず、半年後に帰ったら妻はいなかった
- 仕事のし過ぎで心身を壊し、30歳で退職
- 父親のつてでゴルフ場の芝生管理の仕事に就く
- 品質管理のビジネスモデル特許を取得し、35歳で起業して1人で年商1億円を突破
- 従業員は125人、年商13億円に到達。年収は2400万円
- 3番目の妻との間に生まれた娘が境界性パーソナリティ障害を患っていることが分かり、2年間、娘と2人でワンルームマンションに籠って生活する
- 娘から目を離すことができないため仕事ができず、2011年に会社が倒産。家庭も崩壊
- 宮城県に行き、土木作業員になる
- 福島県に行き、除染作業員になる
- 職長として強面の除染作業員に指示しなければならず、精神的に追い詰められて退職する
- 所持金1万円、5000円をバス代に費やして東京に行く
- 日払いの仕事をしながら、マンガ喫茶や路上生活を続ける
- 61歳の時に「このまま人生終わるのかなぁ、老後は悲惨やろうなぁ」と思い、小説を書き始める
- 2018年、62歳の時に、処女作『藻屑蟹』が第1回大藪春彦新人賞を受賞し、作家デビューを果たす
- 漫画喫茶生活を続けながら、1日15時間執筆活動する
- マンションを借り、1日8時間執筆活動する
62歳で小説家として成功するのが凄いです。
赤松利市の小説作品・受賞歴
赤松利市さんが賞を受賞した小説作品は、次のとおりです。
『藻屑蟹』は自身が経験した除染作業員の物語で、『ボダ子』は娘のことを題材にしており、赤松利市さんは自身の経験を小説に活かしています。
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