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アカクラゲでくしゃみの症状!大量発生に要注意


アカクラゲ

アカクラゲは、北海道以南の日本近海に生息するごく一般的なクラゲの一種です。

多くのクラゲがそうであるように、アカクラゲも毒針を持っていますが、その毒による症状から、別名「ハクションクラゲ」とも呼ばれています。

つまり、アカクラゲの毒針により、くしゃみの症状が出ることがあるのです。

アカクラゲの毒針による症状

アカクラゲは、2メートル以上の触手を40~56本持っているのですが、この触手には1本につき1億個の刺胞(しほう)という器官があり、その一つ一つに毒針があるのです。

通常、この毒針を使って獲物を捕らえたり、身を守っています。

したがって、人がこの触手に触れるとヤケドのような激痛が走り、触れた部分はみみず腫れになります。

そして、アカクラゲの毒針は絶命してもその毒素を維持し続けるため、海岸に打ち上げられたアカクラゲが乾燥してその毒針が空気中を舞い、その毒針を鼻から吸い込むことにより、花粉症のようにくしゃみが止まらなくなります。

この症状から、別名「ハクションクラゲ」と呼ばれるようになりました。

アカクラゲによるくしゃみの予防法

アカクラゲの毒は、戦国武将・真田幸村が大坂夏の陣で使用したとも言われている劇物です。

くしゃみと言えども、連続して出るので、かなり辛いです。

しかし、乾燥した毒針が空気中を舞うので、予防法は、目の細かいマスクを使用するしかありません。

一番良いのは、海水温が上昇する夏場に大量発生するので、その時期は海岸に近寄らないことです。

この文章を執筆している2017年6月時点において、東京湾でもアカクラゲが大量発生しており、温暖化の影響により、今後も日本のどこかで大量発生する流れが続くでしょう。


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