『やよいの青色申告』で確定申告する手順
『やよいの青色申告』で、確定申告書を作成する手順を説明します。
印刷、国税電子申告(e-Tax・イータックス)のどちらでも可能です。
確定申告は時間が掛かる面倒な作業ですが、日々しっかりと記帳していれば、数時間で終わるでしょう。
- (1)翌年度版の『やよいの青色申告』を購入する
- (2)翌年度版の『やよいの青色申告』をインストールする
- (3)年度切り替え
- (4)前年度の帳簿の確認
- (5)確定申告書の確認
- (6)確定申告書の印刷・e-Tax
- (7)本年度の帳簿に戻す
(1)翌年度版の『やよいの青色申告』を購入する
『やよいの青色申告』は、本年度の記帳を行えますが、翌年度に確定申告する際には、翌年度版の『やよいの青色申告』が必要です。
例えば、令和元年の帳簿を翌年に確定申告するには、令和2年度版の『やよいの青色申告』がなければなりません。
したがって、確定申告する際は、まず、翌年度版の『やよいの青色申告』を用意してください。
(2)翌年度版の『やよいの青色申告』をインストールする
パッケージ版の場合は、新しい『やよいの青色申告』をインストールしてください。
初めてインストールした際は、面倒な設定をしなければなりませんでしたが、更新して使用し続ける場合は、前のデータを引き継ぐだけなので簡単です。
(3)年度切り替え
インストールした段階では、新年度の表示になっているので、上部メニューの「ファイル(F)」 » 「年度切り替え(C)」 » 「処理年度の選択」の順に進み、前年度をダブルクリックしてください。
これで、前年度の帳簿が開きます。
このファイルは、インストールした時に引き継がれたデータなので、このデータを変更しても、前年の『やよいの青色申告』で開くデータは変更されません。
(4)前年度の帳簿の確認
「ナビゲーション画面」の「取引」にある現金出納帳、預金出納帳、売掛金、仕訳日記帳などを開き、記入漏れや間違いがないかチェックします。
なお、過去のデータを修正・追加をした場合は、上部メニューの「ファイル(F)」 » 「次年度更新(J)」で、翌年以降のデータにその変更を反映してください。
「次年度更新」をしないと、本年度の記帳に狂いが生じます。
(5)確定申告書の確認
「ナビゲーション画面」の「決算・申告」にある「青色申告決算書(一般用)」と「所得税確定申告書B」をそれぞれクリックします。
しばらくするとモジュールが立ち上がるので、確定申告書の内容に間違いがないか確認してください。
間違いがあった場合は一度モジュールを終了し、帳簿等を修正します。
問題なければ、マイナンバーを入力しますが、印刷であれば後から手書きでも可能です。
(6)確定申告書の印刷・e-Tax
モジュールの右上にある「印刷ボタン」をクリックし、自宅のプリンターで確定申告書を印刷します。
モジュールの右上にある「印刷ボタン」をクリックし、左メニューの「プリンター」から「PDFファイルの作成」をクリックします。作ったPDFファイルをUSBメモリなどに保存し、それをコンビニのプリンターで印刷してください。
モジュールの右上にある「e-Taxボタン」をクリックし、電子申請します。e-Taxを利用するには、事前準備が必要です。
あらかじめ所轄税務署長の承認を受けた場合を除き、確定申告書は紙で7年間保存しなければならないので、e-Taxで申請した方も必ず紙で保存してください。
(7)本年度の帳簿に戻す
確定申告が完了したら、本年度の帳簿に戻しておきましょう。
上部メニューの「ファイル(F)」 » 「年度切り替え(C)」 » 「処理年度の選択」の順に進み、本年度をダブルクリックしてください。
ただし、過去のデータを修正している場合は、上部メニューの「ファイル(F)」 » 「次年度更新(J)」で戻り、修正を本年度の帳簿に反映させなければなりません。
過去のデータを修正したか否か分からない場合は、「次年度更新」しておけば問題ないでしょう。
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