相田一人！母・平賀千江と共に父・相田みつをのわがままに振り回された人生
2021年9月20日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、意外にも超わがままだった父・相田みつをさんに振り回されて育った息子の相田一人（アイダカズヒト）さんです。
相田みつをさんは詩人・書家であり、その言葉は『阪神・淡路大地震（1995年）』や『新潟県中越地震（2004年）』『東日本大震災（2011年）』で多くの被災者を勇気づけました。
「～だもの」で締める言葉が印象的であり、テレビ番組でもたまに相田みつをさんの作品が紹介されることがあるので、誰でも一度は相田みつをさんの言葉に触れたことがあると思います。
これだけ人を感動させる言葉を書き表している人なので、相田みつをさんは穏やかで悟りを開いたような性格と思っている人が多いでしょうが、実は超わがままで、妻の平賀千江（ひらがちえ）さんと息子の相田一人さんは苦労したそうです。
最期まで自分の意志を貫き通した相田みつをさんの素顔に迫ります。
相田一人ってどんな人?
相田一人さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 相田一人（あいだかずひと）
【生年月日】 1955年9月2日
【出身地】 栃木県足利市
【高校】 栃木県の高校を卒業
【最終学歴】 東京の大学を卒業
【職業】 『相田みつを美術館』の館長、著作家
相田一人さんは、父・相田みつをさんと母・平賀千江さんの間に生まれた長男で、妹がいます。
栃木県足利市で生まれ育ち、地元・栃木県の高校を卒業後、東京の大学に進学しましたが、学校名は公表していません。
大学卒業後は出版社勤務を経て『株式会社而今社（にこんしゃ）』を設立し、1996年、東京都中央区銀座に『相田みつを美術館』を開館しました。
現在は、『相田みつを美術館』の館長をしながら、著作家としても活躍中です。
超わがままで家族を振り回した相田みつを
相田みつをさんは刺繍職人の父親の元に6人兄弟の3番目として生まれると、幼い頃から書道の才能を発揮して数々の賞を受賞し、20歳で書家になることを決意しました。
しかし、戦後でみんなが貧しい生活を強いられている時代であり、字が上手くても作品が売れることはなく、苦しい生活が続きます。
そんなある日、『短歌の会』で材木商の末娘である平賀千江さんと知り合いました。
貧しい生活をしている自分に対し、相手はお金持ちの箱入り娘ということで、不釣り合いな関係でしたが、相田みつをさんは猛アプローチを掛けて、反対する平賀千江さんの家族も5年間かけて説得し、1954年に結婚します。
そして、一男一女を授かり幸せになりましたが、結婚後も書家として成功することはなく、貧乏な生活は続いたのです。
それでも、次のように、相田みつをさんの超わがままは続きました。
- 家賃を払う余裕がない中、家族4人は8畳一間で暮らしているのに、相田みつをのアトリエは30畳
- 最高級の筆と硯を使用
- 「いつ気に入った書が書けるか分からない」との理由で、一反3万円の最高級和紙を大量に使用
- 「副業を持って少しでも収入があると筆が甘くなる」との理由で、妻に労働を禁じた
- 「個展で売れた書が気に入らない」との理由で、購入者の家に行って返金し、買い戻して焼却処分した
このような相田みつをさんの超わがままで、家族は食べるのにも苦労する貧しい暮らしを強いられたそうです。
驚くことに、相田みつをさんはこれだけ家族に迷惑を掛けているにかかわらず、妻に一度もねぎらいの言葉を掛けたことがなく、平賀千江さんは後に「別れたいと思ったことは何回もある」と語っていますが、「来世も結婚しよう」と言われたのが印象的で、「結婚生活に悔いはない。楽しい人でした」とも語っています。
相田みつをさんはほとんど有名になることなく、1991年12月17日、67歳で脳内出血により突然亡くなりました。
しかし、闘病中の美空ひばりさんに萬屋錦之介さんが相田みつをさんの言葉を贈り、そのことが口コミで広がって、亡くなった後に相田みつをさんは超有名詩人・書家になっています。
『相田みつを美術館』の場所・開館時間・休館日
相田一人さんが館長を務める『相田みつを美術館』の詳細情報は、次のとおりです。
| 名称 | 相田みつを美術館 |
|---|---|
| 住所 | 東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム 地下1階 |
| 電話 | 03-6212-3200 |
| 開館時間 | 10：00～19：00 ※毎週金曜日は20:00まで |
| 休館日 | 年末年始 |
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