大木トオルのプロフィール!ブルースシンガーがセラピードックを育成
2021年9月13日放送のNHK総合1『逆転人生』のゲストは、本場アメリカで認められたブルースシンガーでありながら、捨て犬達をセラピードッグに育成している大木トオル(おおきとおる)さんです。
現在、日本でも大きな問題として取り上げられている社会問題のひとつに、犬と猫の殺処分問題があります。
芸能人では、杉本彩さん、滝川クリステルさん、ローラさん、SEKAINO OWARI、浅田美代子さん、仲里依紗さん、デヴィ夫人がその問題に取り組み、日本テレビ系列『天才!志村どうぶつ園』『I Love みんなのどうぶつ園』で紹介された中原絵梨奈さんのようにボランティアで犬猫の保護活動をしている個人・団体も少なくありません。
大木トオルさんもその中のひとりで、『一般財団法人 国際セラピードッグ協会』を設立し、捨て犬達をセラピードッグに育成して居場所を作っています。
尊敬に値する大木トオルさんの素顔に迫りました。
大木トオルってどんな人?
大木トオルさんのプロフィールは、次のとおりです。
【芸名】 大木トオル(おおきとおる)
【生年月日】 1947年5月23日
【出身地】 東京都中央区日本橋人形町
【血液型】 ※非公表
【身長】 ※非公表
【趣味】 旅
【高校】 ※非公表
【職業】 歌手、作曲家、作詞家、音楽プロデューサー、『一般財団法人 国際セラピードッグ協会』の代表
戦後復興が始まったばかりの東京都・日本橋人形町で生まれ育った大木トオルさんは、物心ついた時には声がどもって上手く声を出せない吃音症(きつおんしょう)という症状を抱えていました。
しかし、なぜか歌だけは上手く歌えたのです。
そして、アメリカに憧れている祖父からアメリカの話を聞いている内に、大木トオルさん自身もアメリカに憧れるようになり、渡米して歌手になることを決意します。
ところが、渡米を決意した途端に、重度の結核により長期入院を余儀なくされてしまいました。
結局、2年半の闘病を経て渡米したのですが、アメリカでの生活は思い描いていた姿とは違い、お金がなくて空腹のあまり、セントラルパークに生えていた雑草を食べる状態にまで落ちます。
それでも諦めることなく歌い続けると、人種の壁を乗り越えてアメリカに受け入れられ、日本人として初めて数々の全米コンサートツアーを成功させたのです。
その結果、「MR.イエロー・ブルース」と呼ばれてアメリカ人に親しまれ、日本人ブルースシンガーとして初めてアメリカ永住権を取得しました。
ちなみに、大木トオルさんは、美空ひばりさんが亡くなった後に、美空ひばりさんの一人息子である加藤和也さんの面倒を見ていたことがあります。
大木トオルが保護犬活動をはじめたきっかけ・理由は?
子供の頃の大木トオルさんは、声がどもる吃音症を抱えていたので、大人には話し終わるまで待ってもらえず、子供たちにはイジメられて友達がいませんでした。
しかし、飼っていた犬だけは話せない自分をいつまでも待ってくれ、唯一気を許せる存在だったのです。
そんなある日、夜逃げすることになり、大木トオル少年は「犬を連れて行きたい!」と両親に訴えたものの、その願いは叶いませんでした。
この犬を置き去りにした後悔を抱えたまま成長した大木トオルさんは、アメリカで大成功を収めて一時帰国した時に、松戸市のゴミ集積所で5匹の子犬と出会い、過去を償うかのように里親を探します。
ところが、最後の一匹が保健所に捕獲されてしまったのです。
殺処分寸前で助け出された子犬は後ろ足に障害を持っていましたが、「チロリ」と名付けてセラピードッグとして育成を始めると、覚えるのに本来2年半要する訓練カリキュラムをわずか6ヶ月でマスターし、チロリは日本初のセラピードッグになりました。
その実績を認められ、築地川銀座公園には『名犬チロリ記念碑』としてチロリの銅像が建てられています。
そして、現在、大木トオルさんが設立した『一般財団法人 国際セラピードッグ協会』で多くの捨て犬達がセラピードッグとなり、新たな居場所を見つけて活躍中です。
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