貝澤徹 アイヌ木彫家のプロフィール・作品・販売店
2020年5月31日放送のTBS系列『情熱大陸』は、アイヌの伝統技法を取り入れた作品を作っている木彫家・工芸師の貝澤徹(かいざわとおる)さんです。
小中高の歴史・日本史の教科書にも掲載されているので、アイヌが何なのか知らない人でも、アイヌという言葉は知っていると思います。
アイヌとは、北海道の先住民族で、自然界のすべてのものには魂が宿ると考え、自然を崇拝して暮らしていました。
そして、現在でも、その伝統文化は残っており、漫画『ゴールデンカムイ』や直木賞受賞作『熱源』で注目を集めているのです。
伝統を引き継ぐ中の一人として注目されている貝澤徹さんの素顔に迫ります。
貝澤徹ってどんな人?
貝澤徹さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 貝澤徹(かいざわとおる)
【生年月日】 1958年9月11日
【出身地】 北海道平取町二風谷
【趣味】 魚釣り
【特技】 木彫
【高校】 ※非公表
【職業】 木彫家、工芸師
貝澤徹さんは、父・貝澤勉さんの三男として、アイヌの聖地である北海道平取町二風谷(にぶたに)で生まれ育ちました。
父親である勉さんは工芸家で、曾祖父の貝澤ウトレントクさんも明治時代の名工のひとりです。
その2人の影響を受けて、貝澤徹さんも高校卒業後に家業を継ぎ、木彫家となりました。
現在は、財団法人アイヌ文化振興・研究推進アドバイザーを務め、北海道アイヌ協会の優秀工芸師にも認定されています。
ちなみに、貝澤徹さんはアイヌ語が分かりません。
貝澤徹の木彫り作品
貝澤徹さんは、アイヌの伝統技法を取り入れた木彫り作品を作っています。
漫画『ゴールデンカムイ』の作者である野田サトルさんの依頼を受けて、マキリと呼ばれるアイヌ民族の短刀を作りました。
ゴールデンカムイ5巻(12月18日発売)から登場するアイヌの男キロランケが持つマキリは平取町二風谷在住のアイヌ工芸家、貝澤徹さんに作っていただきました。実物も白くて繊細な芸術品です。https://t.co/OPmAHziNmF pic.twitter.com/UYYBPab9Qf
— 野田サトル (@satorunoda) October 25, 2015
他の人の制作依頼を受けて、次のような作品も作っています。
こちらは二風谷の貝澤徹さん製作のアイヌ伝統のニマ(えぐり鉢)です。このニマは徹さんのお父さんの代からのデザインで、元になったニマも工房で見せて貰いました。このニマは脚付きでチェペニパポを取り入れた作品になっています。#貝澤徹 pic.twitter.com/Doy8D5U84I
— トノ(ヒロ) (@kotankorkamuy) March 23, 2020
こちらは二風谷の貝澤徹さん製作のイタ(お盆)です。このイタは貝澤徹さんの曽祖父である貝澤ウトレントクのイタを模写したものだと聞きました。また二風谷イタは伝統工芸品に指定されており、昔は直に料理などを盛って使用していたそうです。 #貝澤徹 pic.twitter.com/rBqC57MHji
— トノ(ヒロ) (@kotankorkamuy) March 22, 2020
素晴らしいですね。
貝澤徹の木彫り作品を販売しているお店は?
貝澤徹さんの木彫り作品を見て欲しくなった方もいるのではないでしょうか?
貝澤徹さんは、アイヌの伝統技法を取り入れた木彫り作品を販売しています。
販売店は、『みんげい おくむら』というネットショップですが、調べたところ、現在は出品されていません。
代わりに、楽天市場でお盆が販売されていました。
注目されている人の作品名だけあって、結構高額です。
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