ピタゴラスの人生、古代ギリシャの哲学者・宗教家!しくじり先生
2017年6月4日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!! 」のテーマは、古代ギリシャの哲学者・ピタゴラスです。
中学校の数学で登場する「ピタゴラスの定理」に名前が付いている人物なので、中学生以上の人であれば名前くらいは憶えているでしょう。
簡単に「ピタゴラスの定理(三平方の定理)」を説明すると、直角三角形の斜辺の長さをc、残りの2辺の長さをそれぞれaとbとした場合、 a2 + b2 = c2の公式が成り立ち、2辺の長さが分かればもう1辺の長さが分かるという定理です。
ちなみに、この公式から導き出された距離のことを、ユークリッド距離と言います。
測量や土木の仕事では今でも使われますが、一般的には中学校の数学でしか使わないでしょう。
このピタゴラスという人ですが、名前を知っていても、実際にどのような人物であるか知っている人は少ないです。
そこで、オリラジ中田さんが、知られざるピタゴラスの人生について語りました。
ピタゴラスってどんな人?
ピタゴラスのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 ピタゴラス
【生涯】 紀元前582年~紀元前496年
【出身地】 ギリシャのサモス島
ピタゴラスは、ギリシャのサモス島で、宝石細工師を生業とする父親の家庭に生まれました。
「ピタゴラスの定理」から、彼のことを数学者と思っている人がほとんどですが、当時の数学は、宗教的側面や哲学的側面、数学的側面、魔術的側面などを有していたので、純粋な数学者とは言えません。
実際、ピタゴラスは、幾何学やエジプト宗教、算術・比率、天文学などあらゆる分野について学んだ天才です。
ただし、ピタゴラス自身で書いたものは残っておらず、「ピタゴラスの定理」も彼の弟子による発見であるとの見方もされています。
ピタゴラスと宗教
ピタゴラスは宗教についても学び、ついに、ギリシャのクロトンに「ピタゴラス教団」を創設するに至りました。
この宗教団体は、ピタゴラスが信じていたオルフェウス教の影響を受けており、輪廻転生の思想を掲げています。
しかし、秘密結社のようなこの宗教団体が、信者に部外者への口外を禁じていたため、詳しいことは分かっていません。
ただし、ピタゴラスの怪しい伝説は残っています。
- 瞬間移動できた
- 太ももが金で出来ていた
- 神様に挨拶された
- 透視能力があった
- 動物と話せた
普通に考えれば、ピタゴラスが超能力者を演じ、一部の信者もそれを手助けしていたのでしょう。
こうやって大きくなっていったピタゴラス教団ですが、その亡くなり方にも諸説あります。
一説には、クロトンの家にいる時に市民によって放火され、弟子と共に命からがら逃げ出しましたが、豆畑で追手の市民に自ら捕まり、クビを斬られて亡くなったとされています。
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