激レアさん!今井通子 駆け落ちしてグランドジョラス山頂で結婚式
2018年7月1日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、駆け落ちし、グランドジョラス山頂で結婚式を挙げた高橋和之・今井通子夫妻です。
医師になるには、一生懸命勉強して医学部に入学しなければならず、医学部に入学してからも6年間通って学び、医師国家試験に合格しなければなりません。
そのため、ほとんどの人は、医師の道だけに専念するのが常識です。
しかし、中には、手塚治虫さんのように漫画家として活躍したり、医師と弁護士のダブルライセンスの人など、ずば抜けた才能を発揮する人もいます。
今井通子さんもその内の一人であり、彼女は登山で才能を発揮しました。
しかも、一般人と結婚し、駆け落ちまでしてしまったのです。
今井通子ってどんな人?
今井通子さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 今井通子(いまいみちこ)
【生年月日】 1942年2月1日
【出身地】 東京都
【血液型】 B型
【趣味】 登山
【高校】 女子学院高等学校卒業
【最終学歴】 東京女子医科大学卒業
【職業】 医師(東京女子医科大学泌尿器科非常勤講師、日本泌尿器科学会指導医・専門医)、登山家、評論家、コメンテーター
今井通子さんは、両親が医者で、妹2人、弟1人の長女として生まれました。
両親の教育方針と予防医学的見地から、夏休みや冬休み、週末には自然の中で育ったため、自然が好きになり、大学でも迷わず山岳部に入部します。
東京女子医科大学の山岳部ということで、部員は全員女性であり、勉強も実験も忙しかったため、登山回数も少なく、登る山も低レベルでしたが、不満はありませんでした。
それでも、今井通子さんが5年生でリーダーになった時、レベルを上げようとなり、ガイドを雇い、岩登りの指導を受け、今井通子さんはクライミングの魅力にハマったのです。
その後、今井通子さんは、インターンの1年間は登山を封印して医学に邁進しましたが、入局したら自由に登山できなくなることから、海外での登山の計画を立てます。
しかし、簡単にはパスポートが発行されない時代だったため、「高所登山における人体実験」を理由にヨーロッパに渡り、1967年7月19日、女性パーティとして初めて『マッターホルン北壁』の登攀に成功しました。
結局、『マッターホルン、アイガー、グランドジョラス北壁』の登攀に成功し、女性で世界初の欧州三大北壁完登者となっています。
1971年には、登山仲間であった高橋和之さんと『グランドジョラス』の山頂で結婚式を挙げましたが、駆け落ちしての結婚でした。
高橋和之さんは、登山家であり、小さな登山用品専門店『カモシカスポーツ』の創業者ですが、経済的事情により中学を卒業してすぐ働いており、娘を医師に育てた今井通子さんの両親は受け入れられなかったのです。
ところが、反対されればされるほど愛は盛り上がりました。
後輩3人と共に『グランドジョラス』の山頂で結婚式を挙げたことが、他の日本人登山家を通じてマスコミに知れ渡り、帰国の際、飛行機が到着すると、そのまま100人の記者が待つ会場で記者会見をすることになります。
結局、これがきっかけで、反対していた今井通子さんご両親も結婚を認めてくれて、結婚式の費用も負担してくれました。
ちなみに、今井通子さんご両親は、南極遊覧飛行中の墜落事故により、1979年11月に亡くなっています。
グランドジョラス
高橋和之・今井通子夫妻が、駆け落ちして、1971年に結婚式を挙げたのが、フランスとイタリアの国境にある標高4,208mの『グランドジョラス』です。
『モンブラン』のすぐ横にある山であり、標高3776mの『富士山』と比べても、その凄さが分かります。
『イッテQ!』で、イモトアヤコさんも『マッターホルン』と『アイガー』には登っているので、多くの人が知っているでしょう。
しかし、『グランドジョラス北壁』を知らなかった人は多いのではないでしょうか?
この『グランドジョラス北壁』は、欧州三大北壁の中で、最も難易度が高いと言われています。
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