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空調服開発者・市ヶ谷弘司のプロフィール!日本だけから海外でも大人気に


2021年7月12日放送のNHK総合1『逆転人生』のゲストは、空調服開発者である市ヶ谷弘司(いちがやひろし)さんです。

空調服とは、小型ファンが取り付けられている服のことで、暑い時期や暑い場所でも涼しさを感じることができます。

「空調服」という言葉だけでは分からなくても、上記の説明で、「あの服のことか?」と納得できた人も多いことでしょう。

市ヶ谷弘司さんは、この画期的な空調服を産み出した人なのです。

市ヶ谷弘司さんの素顔と空調服誕生の経緯に迫ります。

市ヶ谷弘司ってどんな人?

市ヶ谷弘司さんのプロフィールは、次のとおりです。

【名前】 市ヶ谷弘司(いちがやひろし)

【生年月日】 1947年

【出身地】 ※非公表

【高校】 ※非公表

【最終学歴】 ※非公表

【職業】 『株式会社 空調服』の代表取締役会長、『株式会社 セフト研究所』の代表取締役社長

市ヶ谷弘司さんは、ソニーでブラウン管測定器を開発していました。

当時、日本はバブル崩壊で経済の勢いがなくなっていましたが、タイやマレーシアなどは上昇トレンド真っ最中で、市ヶ谷弘司さんはこれらアジアの国々にブラウン管測定器を販売しに行きます。

その際、ビル全体を冷やしている姿を目撃し、「電力消費量が凄そうだなぁ」「どうにか改善できないかなぁ?」と思ったのです。

そして、冷却に関する専門的な知識はないものの、打ち水から気化熱を利用することを思いつきました。

ペットボトル型のタンクからパイプで水を吸い上げて服に散布してファンの風で体温を奪う試作品を製作しましたが、実際に電車に乗ってみると好奇な目で見られ、タンクの水が漏れるというトラブルに見舞われます。

さらに、この方法では、気温が低いと寒くなり過ぎ、気温が高いと涼しくないという根本的な問題があることも発覚しました。

そこで考えたのが、汗を利用することです。汗なら水を散布する必要がないので、水漏れする心配はありません。

その後もファンを大きくするなどの改良を加え、7年後の2004年に空調服が完成しましたが、初年度こそ7,000着完売したものの、その後は思うように売れず、発売から3年後の2007年に資金難で倒産しかけます。

それでも諦めずに作り続け、2009年に「ケーブルが断線してファンが止まる」というクレームを解決すると、2010年にリチウムイオン電池に変更して使用時間が長くなったことで、大ヒットとなりました。

今では、年間130万着売れています。

空調服は日本だけの販売から、今では海外でも販売されて大人気になる

市ヶ谷弘司さんが開発した空調服は、当初、日本だけで販売されていましたが、今では海外でも販売されており、大人気となっています。

温暖化で暑い中、様々な国の労働者を冷却で助けているわけです。

「欲しい!」と思う人も多いでしょうが、模造品が多いので気を付けてください。

この空調服には20くらいの特許技術が使われているそうですが、他社が勝手にマネして販売しているとのこと。

本物は、市ヶ谷弘司さんが代表取締役会長を務める『株式会社 空調服』の空調服だけです。

ちなみに、以前は「ダサい!」と評判が悪かった空調服ですが、今では作業服タイプの他、スポーツタイプやインナータイプ、パーカータイプ、半袖タイプなどスタイリッシュなデザインの空調服も販売されており、普段の生活でも違和感なく着ることができます。

夏場の熱中症予防にも良いですね。

もちろん洗えるので、衛生面でも問題ありません。


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