60代女性でマラソン世界一!弓削田真理子のプロフィールと記録
2022年7月11日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、地球上の60代女性で一番マラソンが速くなった体育の先生・弓削田真理子(ユゲタマリコ)さんです。
陸上競技の花形種目であるフルマラソンは、42.195kmを走りきる過酷な競技で、世界記録は男女とも2時間台前半となっています。
流石に、これだけの速さでフルマラソンを走れるのはオリンピックに出場する世界トップレベルのアスリートだけですが、世界各国では一般市民が参加できるフルマラソンの大会も開催されており、ある程度の練習を重ねれば一般人が5時間前後の時間でフルマラソンを完走することも無理ではありません。
その際、フルマラソンに走り慣れている人が目指すのが、「サブスリー」と呼ばれる3時間以内のゴールで、男女ともにかなり速いランナーの証明になります。
弓削田真理子さんはサブスリー達成者で、しかも、世界で一番フルマラソンが速い60代女性なのです。
弓削田真理子さんの素顔とフルマラソンの記録に迫ります。
弓削田真理子ってどんな人?
弓削田真理子さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 弓削田真理子(ゆげたまりこ)
【生年月日】 1958年
【出身地】 埼玉県飯能市
【居住地】 埼玉県坂戸市
【血液型】 ※非公表
【身長】 160cm
【体重】 46kg
【趣味・特技】 フルマラソン
【高校】 埼玉県立川越女子高等学校卒業
【最終学歴】 埼玉大学教育学部卒業
【職業】 『埼玉県立川越女子高等学校』の体育教師
弓削田真理子さんは、世界マスターズ女子60~64歳の部の『フルマラソン』と『1万メートル』で世界記録を保持しています。
普段は、主婦であり、埼玉県立川越女子高校の体育教師です。
弓削田真理子がフルマラソンで60代女性世界一になった経緯
弓削田真理子さんは、中学生の時に陸上部に所属すると、進学先の埼玉県立川越女子高校、埼玉大学でも陸上部に所属しました。
元々スポーツ万能だったこともあり、高校生の時に800mでインターハイに出場し、大学生の時には全日本インカレの1500mで5位になり、日本選手権の1500mで6位入賞を果たします。
そして、大学3年生時に第1回東京国際女子マラソンが開催され、以前からフルマラソンに興味を持っていた弓削田真理子さんは国立競技場に観戦に行き、そこで雨の中ゴールする選手を見て感動したのです。
「自分も1度はフルマラソンを走りたい!」と思った弓削田真理子さんは、大学卒業後に埼玉県立川越女子高校の体育教師になると、誰もいない夜の校庭を120周走ったり、鉄棒で筋トレし、社会人になってから2年後の1982年に第4回東京国際女子マラソンに初出場して、3時間9分21秒で34位となりました。
この時、サブスリーを目標に掲げたものの、結婚・出産・育児と続き、2男2女の子供たちを育てるためにマラソンから遠ざかります。
しかし、1984年のロサンゼルスオリンピックで女子マラソンが初めて正式種目になり、アメリカ代表のジョーン・ベノイト選手が金メダルを獲得する姿を見て感激すると、弓削田真理子さんのマラソン熱が再び燃え出し、育児がひと段落ついてからマラソンを再開して、市民ランニングクラブに所属して本気でサブスリーを目指しました。
その結果、2017年、58歳で出場した大阪国際女子マラソンにおいて2時間58分15秒の記録で初のサブスリーを達成すると、2年後の2019年には、60歳で下関海響マラソンに出場して2時間59分15秒で世界記録を樹立したのです。
さらに、2021年の大阪国際女子マラソンでは2時間52分13秒を出して世界記録を更新しています。
記録更新を目指し、高校陸上部に所属する現役高校生たちと一緒に練習しており、60代の弓削田真理子さんが走り勝つというから驚きです。
ちなみに、弓削田真理子さんは2022年4月に開催されたボストンマラソンに招待され、そこで憧れのジョーン・ベノイト選手と会って、感謝を気持ちを伝えることができました。
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