上野千鶴子 東大祝辞が反響!プロフィール・本
![東大安田講堂](https://www.info-dive.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
2019年6月30日放送のTBS系列『情熱大陸』は、社会学者で東京大学名誉教授の上野千鶴子(うえのちづこ)さんです。
経歴からも『情熱大陸』に出演することは当然と言える存在ですが、この時期に出演が決定したことは、東大入学式での祝辞がきっかけだったことは間違いありません。
上野千鶴子さんは、今までに何度も問題発言を繰り返しており、2019年4月12日に行われた東大入学式でも過激な祝辞を述べて賛否両論の騒ぎになりました。
そんな上野千鶴子さんの素顔と東大祝辞に迫ります。
上野千鶴子ってどんな人?
上野千鶴子さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 上野千鶴子(うえのちづこ)
【生年月日】 1948年7月12日
【出身地】 富山県中新川郡上市町
【高校】 石川県立金沢二水高等学校卒業
【最終学歴】 京都大学文学部哲学科社会学専攻卒業、京都大学大学院社会学博士課程修了
【職業】 社会学者、認定NPO法人『ウィメンズアクションネットワーク(WAN)』の理事長
上野千鶴子さんは、開業医の父と専業主婦の母の間に生まれると、猛勉強の末、京都大学文学部哲学科社会学専攻、京都大学文学部哲学科社会学専攻と進学します。
京都大学では全共闘活動家として活動しますが、女性差別を経験しました。
そして、女性学の研究者となったのです。
京都大学大学院修了後は、京都精華大学などの助教授、ボン大学、コロンビア大学客員教授などを経て、1993年に東京大学文学部助教授、1995年に東京大学大学院人文社会系研究科教授となります。
こうして、上野千鶴子さんは女性学・ジェンダー研究の第一人者となり、現在は、東京大学名誉教授や認定NPO法人『ウィメンズアクションネットワーク(WAN)』の理事長として活躍中です。
上野千鶴子の本
上野千鶴子さんが出版した本をいくつか紹介します。
アグネス論争
上野千鶴子さんの発言は大きく注目されることが多いですが、その中でも有名なのが『アグネス論争』です。
1987年、タレントのアグネス・チャンさんが、乳児であった長男を収録スタジオに連れてきたことが報道されると、小説家の林真理子さんやコラムニストの中野翠さんなどが、子連れ出勤を激しく批判しました。
当時のアグネス・チャンさんは超売れっ子であり、テレビ局からの早期復帰依頼に応えただけなので、全く悪くありません。
しかし、子育てに寛容ではなかった時代だったため、批判派・擁護派が約2年間に渡り激しく対立したのです。
男女平等を訴える上野千鶴子さんは、朝日新聞で「働く母親の背中には必ず子供がいるもの」と、アグネス・チャンさんを擁護しました。
上野千鶴子の東大祝辞
2019年4月12日に行われた東京大学入学式で、上野千鶴子さんが過激な祝辞を述べました。
その祝辞は、「東京医大の不正入試問題」や「東大生による性暴力事件」「東大における女子学生比率・研究職の女性割合が低い現状」などを挙げ、東大にも社会にも性差別や不平等があるという内容です。
そして、最後は、「『がんばれば報われる』と思えることは『恵まれた環境と能力』のおかげだなので、その頑張りを自分が勝ち抜くためだけに使わないでください」と締めくくっています。
当然、この祝辞は賛否両論で、肯定的な意見が多いものの、「祝辞としては相応しくない」との理由で批判的な意見も多く出ました。
上野千鶴子さんの発言は議論を呼ぶことが多いだけに、東大祝辞騒動も当然の結果と言えます。
関連記事
2024年6月18日のTBS『マツコの知らない世界』のゲストである蟹江侑生さん...