サラリーマン自転車冒険家・大島義史の南極自転車旅行
2022年10月24日放送のテレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた。』のゲストは、サラリーマンでありながら冒険が好き過ぎて、リモートワークしながら南極を自転車で走った大島義史(オオシマヨシフミ)さんです。
南極に行くには数百万円と高額な費用が必要なので、「南極に行きたい!」と思っても簡単に行けるような場所ではありませんし、また、平面に見えてもガタガタの雪面と極寒の気候により、「南極を自転車で走りたい!」と思う人もほぼいません。
しかし、大島義史さんは大学生の時に「南極を自転車で走りたい!」と思うと、一度は諦めながらも、社会人になってからその夢を実現しました。
サラリーマン自転車冒険家・大島義史さんの素顔と南極自転車旅行に迫ります。
大島義史ってどんな人?
大島義史さんのプロフィールは、次のとおりです。
【名前】 大島義史(おおしまよしふみ)
【生年月日】 1984年4月10日
【出身地】 広島県広島県
【血液型】 O型
【趣味】 自転車旅行、マラソン、水泳、護身術、筋トレ、写真、料理、掃除
【高校】 ※非公表
【最終学歴】 東京大学文学部考古学専攻卒業
【職業】 『川崎重工業株式会社』の社員
大島義史さんは東京大学文学部出身の秀才で、大学卒業後は川崎重工業株式会社の社員として働いています。
高校2年生の時に自転車が好きになり、社会人になってからは海外に行って自転車旅行をするようになると、夢だった南極自転車旅行を実現しました。
ちなみに、大島義史さんは結婚しており、娘がいます。
大島義史の南極自転車旅行!わずか11日間で南極点に到達
大島義史さんはゲーム好きで、RPGゲームをやり尽した高校2年生の時に自転車が好きになると、地元の広島から山口まで日帰り自転車旅行をしました。
その後も一人で自転車旅を続け、東京大学に在籍していた1年生の時にはマウンテンバイクで日本一周し、大学4年間で北米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど、14ヶ国52000kmを走破します。
その時に抱いたのが、「いつかは南極大陸を自転車で走りたい!」という夢です。
大学を卒業して川崎重工業株式会社に就職してからも、1週間程度の有給休暇を取得して海外に行って自転車旅行を続けていた大島義史さんですが、日に日に南極自転車旅行への思いが強くなります。
そして、2011年の秋、上司に「南極自転車旅行に行きたい!」と伝えました。
と言っても、簡単に南極に行けるわけではなく、仕事の都合に加え、費用や妻と娘のことも考えなければなりません。
こうして、徹底した節約生活と副業の掛け持ちで費用を貯めていくと、トライウエルインターナショナル社の伝手で南極に基地をもつ唯一の民間会社『ANI』のサポートを受けられることになります。
2013年11月には、南極大陸ユニオングレッシャーで雪原の自転車走行テストを体験しました。
すると、2014年12月にANIから「2015年の冬、南極大陸のフライトに席がありますよ」と伝えられたのです。
費用が2000万円必要なところ、まだ1000万円しかなく、また、有給休暇の取得も出来ていませんでしたが、このチャンスを逃すまいと、借金をして南極自転車旅行に行くことを決めました。
余裕を持って会社に1ヶ月半の有給休暇を貰い、妻と娘に悪いと思いながらも、関西空港からチリのプンタ・アレーナスに行き、民間輸送機イリューシンに乗って南極西部にある民間ベースキャンプ『ユニオン・グレーシャー基地』入りします。
そこで、ガイドのエリックさんと自転車走行テスト200kmとテント生活を行い、準備万端となった2016年1月4日、ツインオッター機で約6時間かけて南極点から100kmのところまで運んでもらって、夢だった南極自転車旅行のスタートです。
40kgの荷物を載せたソリが思ったよりも重かったり、極寒の気候に肺がついて行けずにスピードが出せなかったり、サスツルギという雪面の凸凹を避けるために迂回したり自転車を引いたり、ガイドのエリックさんと口喧嘩したりと色々なトラブルがありましたが、幸運にもブリザードに一度も遭うことはなく、2016年1月10日、わずか11日間で南極点に到達しました。
最初の距離は100kmでしたが、サスツルギを避けて迂回したため、結局、150kmくらい走ったそうです。
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